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加治木高校校歌について

先日、加治木高校の校歌の歌詞についての資料はないか?との問い合わせがあり、過去の創立記念誌を探していたところ、創立90周年記念誌で記事が見つかりました。

下に写真を貼り付けてありますが、少し読みにくいので内容は下に入力し直しました。

よろしければ、お読みください。


○校歌

 新聞広告で全国に開始を公募したところ、全国各地から沢山の応募があり、それらを先ず国語科の先生方で大まかなふるい分けをし、選ばれた数点を牧清虎氏(旧中二回卒、故人)、久保田彦穂氏(作家椋鳩十)をはじめ国語科の先生方で校正された選考委員会で慎重に審査した結果、四国高松市の河西新太郎氏の作品が二席に選ばれ、それに本校の音楽教師中村友哉先生が作曲されたものが校歌「紫匂う桜島」である。そして、昭和二十六年五月十九日の開校記念式典の中で、校歌として初めて歌われたのである。この河西氏の作品も「加高にぴったりしない」ということで一部手直しされているのである。その部分は「一」の四行目

「真理の扉 ひらきゆく」が

真理の”道”をひらきゆく

と手直しされているだけである。ただの一語だけが手直しされて一席に該当しなかった理由に、賞金の値切りという裏話がある。

 下の写真(写真氏下部の四角い枠内)は、河西氏の応募原稿である。


まさか、我らが校歌が一語だけが手直しされ、賞金を値切るために一席に該当しなかったとは…

この記事を読み、こんなことが許される時代だったのかと、驚くとともに大笑いしてしまった事務局でした。

周年記念の記念誌を読んでみますと、加治木高校にまつわる色々な裏話と出会うことができ、なかなかに面白い発見があります。

ご自宅にお持ちの方は、ぜひ読み返してみてくださいね。

読んでみたいけれど持ってはいないという方は、事務局までご相談ください。