加治木高校の大楠近くに天皇陛下巡幸記念碑があるのをご存知ですか?
昭和21年2月より、敗戦後の国民を励ますために昭和天皇が全国を巡幸され、昭和24年6月加治木にいらっしゃいました。3万人が奉迎したと言われています。
グランドに続く階段(グランドから大楠を見て左側)の途中が、ここの階段だけ広くなっています。
昭和天皇がお立ちになるということで、ここだけステージのように作ったそうです。
南日本新聞の記事にわかりやすい写真が出ておりました(https://373news.com/_news/storyid/163816/)
散らかった写真で申し訳ありません。生徒が部活で使用しているものたちなのでお許しください。
グランドから大楠に向かって右側の階段。こちらには広い場所はないので、左側の階段だけ特別に広い場所を作ったのが窺えます。
当時と同じ角度から景色を写してみました。
時代は変われど、加治木の風景だなと感じます。不思議なものですね。
昭和20年8月11日、加治木空襲で16人の生徒が尊い命を落としました。
その場所に、このグランドにこれだけの町民が集い、どんな気持ちで昭和天皇をお迎えしたことか、思いを馳せると何とも言えない気持ちになります。
在学中は子どもで興味もなく、このような事実を全く知らなかった、知ろうともしていなかったのですが、今になり知ることができ本当に良かったと思っている事務局です。
ご興味があられる同窓生の方がいらっしゃいましたら、ぜひ歴史を感じにいらしてくださいね。